20060718

20060718-kenobi*125 ワールドカップ回顧@ カーン

「何を今更」という事ばっかりになりそうな気もするが、ワールドカップで印象的だったシーンや場面について、俺なりに書いてみようと思った。
っていうか、なんか「ネタメモ」に、【カーン】てかかれてたから。(笑)
―――――――――――


前回2002年ワールドカップのMVP。
バイエルン・ミュンヘン所属、GKのオリバー・カーン。

今大会、彼は同い年のGK,レーマンの控えとして、ドイツのベンチでフィールド上の選手を見守り続けた。

ドイツ国内、はたまた世界中で報道された「カーン・レーマン不仲報道」。
そりゃぁ、プライドもある。「これまでドイツのゴールを護り続けてきたのは俺だ!」ってなもんだ。
レーマンだって、チャンスを物にしようとしない選手だったら代表になんか選ばれてない。

・・・という報道があったから、感動した。

「あー・・・、カーンが・・・」というNHKの実況の声。
準々決勝、アルゼンチン戦のPK前のインターバルで、カーンがレーマンに歩み寄り、手をがっちりと握り何事か話し掛けた。
おそらく時間にして15秒ほど。レーマンも集中しようとしていたし、二言、三言だったろう。レーマンとカーンは共に笑みを浮かべていた。
内容はきっと「お前ならできるよ。」ってな事だったんじゃないのかな。

レーマンは2本のPKを防ぎ、ドイツが勝利。
終了直後、レーマンはカーンに駆け寄り抱き合った。

彼らは友人ではないだろう。
カーンがドイツの勝利を祈るだけの選手だったら、レーマンに歩み寄ったりしないはずだ。
レーマンも、カーンに礼を言いに行った。
互いを認め合う瞬間。彼らは敵同士ではないのだ。

2人が「ライバル」になった瞬間だったと俺は思った。

カーンは、今大会初出場となった3位決定戦で好セーブを連発。試合にも勝利し、
自らの代表引退に花を添え、ドイツ国内を大団円に導いた。

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。