っていうか、なんか「ネタメモ」に、【カーン】てかかれてたから。(笑)
―――――――――――
前回2002年ワールドカップのMVP。
バイエルン・ミュンヘン所属、GKのオリバー・カーン。
今大会、彼は同い年のGK,レーマンの控えとして、ドイツのベンチでフィールド上の選手を見守り続けた。
ドイツ国内、はたまた世界中で報道された「カーン・レーマン不仲報道」。
そりゃぁ、プライドもある。「これまでドイツのゴールを護り続けてきたのは俺だ!」ってなもんだ。
レーマンだって、チャンスを物にしようとしない選手だったら代表になんか選ばれてない。
・・・という報道があったから、感動した。
「あー・・・、カーンが・・・」というNHKの実況の声。
準々決勝、アルゼンチン戦のPK前のインターバルで、カーンがレーマンに歩み寄り、手をがっちりと握り何事か話し掛けた。
おそらく時間にして15秒ほど。レーマンも集中しようとしていたし、二言、三言だったろう。レーマンとカーンは共に笑みを浮かべていた。
内容はきっと「お前ならできるよ。」ってな事だったんじゃないのかな。
レーマンは2本のPKを防ぎ、ドイツが勝利。
終了直後、レーマンはカーンに駆け寄り抱き合った。
彼らは友人ではないだろう。
カーンがドイツの勝利を祈るだけの選手だったら、レーマンに歩み寄ったりしないはずだ。
レーマンも、カーンに礼を言いに行った。
互いを認め合う瞬間。彼らは敵同士ではないのだ。
2人が「ライバル」になった瞬間だったと俺は思った。
カーンは、今大会初出場となった3位決定戦で好セーブを連発。試合にも勝利し、
自らの代表引退に花を添え、ドイツ国内を大団円に導いた。