それで思い出した話。
高校3年生・・・というと、もう8年前になるのだろうか。
大学受験を控えた11月、長野から、志望していた大学の学園祭を見に行った。
結果から言うと、数ヵ月後その大学に合格し入学するわけだが、田舎者の俺はそこで体験した事に大変なショックを受けた。
大講堂ではエスパー伊東のライブをやっていた。
迷わず見ることにした。
ライブ開始。
暗転の中、いきなりプロジェクターで映し出される「国歌斉唱」の文字。
みこしに担がれてエスパー伊東登場。
その担いでる男性が全裸。場内大爆笑。
俺の横に座っていた大学3年生くらいの女性も恥ずかしがるでもなく大爆笑。
全裸男性は観客席に向かって走り出す。
またもや場内大爆笑。
・・・・。エスパーのライブの中身はあまり覚えてない。
・・・確か前歯を2本折られてたような。
俺がびっくりした事は、
@学園祭で全裸が許される自由な雰囲気
Aそれに笑ってる女性
の二つ。
高校生当時の俺は、男兄弟しかいなくて、ちょっと年上の女性と話した経験はほぼ皆無。
更に、メチャまじめな雰囲気の高校に通っていたり、「大学とはこういうところだ」みたいな予備知識もなかったせいで、ものすごいショックを受けてしまった。
そこまでならいい。問題は、先入観を持ってしまったことだった。
つまり、大学とは「何でもあり」で、更に「(特に東京の)大学に通う女性は、男の一物がメノマエにあっても笑えるくらい奔放」だと思ってしまったのだ。
・・・まあ、ここまで直球に全てを信じ込むくらい世間知らずではなかったが、上に書いたことに近いイメージを抱いた事は確か。
今考えてみると、自分の見識の狭さと田舎者気質がよぉくわかる。
でもね、これは東京で育った人に言いたいけど、田舎者ってそんなものなのよ。(違うかもしれないけど)
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後に、この話を地方出身の先輩にしたら、「あー、わかる、それ」と言われて嬉しかった。
そういう所だったと思います。
それに慣れるのも無理はない気がします。(笑)