20061005

20061005-kenobi*160 サブイボの話(ドンビキ編その1)

サブイボ。
鳥肌。
鮫肌(ちょっとちがう)。

人間、直前のものと差の大きな感情を急に感じたりすると寒気が走る。

今回はドンビキしたときの話。

小学校5年。地元の町内会の祭りの時。
各家庭に1枚抽選券が配られ、小さな公民館で抽選会が行われた。親から抽選券を持たされ、「行ってきなさい」と命じられた俺は、50人ほどの集まりの中にいた。

抽選は進んでいく。
順調に進行していき、半ば頃だろうか。友人のお兄さん(当時中学生)が「あたった!!」と前に出てきた。
しかし、そのお兄さんは、その前にも景品が当たっていた。
各家庭に一枚しかないはずの抽選券を2枚も持っているのはおかしいということで、2つめの当選は無効になった。

お兄さん、怒って公民館のドアをものすごい勢いで蹴って出て行ってしまった。

はい、サブイボ。
たかがそうめんの乾麺の当選が無効になったくらいでなにか、と。

あれは逆に笑えるくらい寒い出来事だった。

大人になって、あの頃のお兄さんがいかにガキだったかがよくよくわかる。

今、同じ事が目の前で起きたら往復ビンタだね。

20060826

20060826-kenobi*139 おのぼりさん

めちゃイケにエスパー伊東が出ていた。
それで思い出した話。

高校3年生・・・というと、もう8年前になるのだろうか。
大学受験を控えた11月、長野から、志望していた大学の学園祭を見に行った。

結果から言うと、数ヵ月後その大学に合格し入学するわけだが、田舎者の俺はそこで体験した事に大変なショックを受けた。

大講堂ではエスパー伊東のライブをやっていた。
迷わず見ることにした。

ライブ開始。
暗転の中、いきなりプロジェクターで映し出される「国歌斉唱」の文字。
みこしに担がれてエスパー伊東登場。
その担いでる男性が全裸。場内大爆笑。
俺の横に座っていた大学3年生くらいの女性も恥ずかしがるでもなく大爆笑。
全裸男性は観客席に向かって走り出す。
またもや場内大爆笑。

・・・・。エスパーのライブの中身はあまり覚えてない。
・・・確か前歯を2本折られてたような。

俺がびっくりした事は、
@学園祭で全裸が許される自由な雰囲気
Aそれに笑ってる女性

の二つ。

高校生当時の俺は、男兄弟しかいなくて、ちょっと年上の女性と話した経験はほぼ皆無。
更に、メチャまじめな雰囲気の高校に通っていたり、「大学とはこういうところだ」みたいな予備知識もなかったせいで、ものすごいショックを受けてしまった。

そこまでならいい。問題は、先入観を持ってしまったことだった。

つまり、大学とは「何でもあり」で、更に「(特に東京の)大学に通う女性は、男の一物がメノマエにあっても笑えるくらい奔放」だと思ってしまったのだ。

・・・まあ、ここまで直球に全てを信じ込むくらい世間知らずではなかったが、上に書いたことに近いイメージを抱いた事は確か。

今考えてみると、自分の見識の狭さと田舎者気質がよぉくわかる。

でもね、これは東京で育った人に言いたいけど、田舎者ってそんなものなのよ。(違うかもしれないけど)

−----------
後に、この話を地方出身の先輩にしたら、「あー、わかる、それ」と言われて嬉しかった。

20060814

20060814-kenobi*131 8.15にむけて

じいちゃんが亡くなって12年。
戦争に行き、満州に行き、沢山の大切な人を戦争で亡くし、ハバロフスクに抑留され、帰ってきて、何も無い所から体一つで頑張ったじいちゃん。

俺は生まれなかったのだ。
じいちゃんが戦争で生き残らなければ。

毎年野菜をつくってたじいちゃん。

俺がガキの頃にじいちゃんが言っていた言葉を思い出す。
「戦争は二度とやっちゃあいけない」「戦争なんかしてもなんにもならない」

参拝どうのこうの難しい事は考える必要はない。関係ない。

戦争を体験した1人の人間が出した結論。
その生の言葉を聞いた人間として、この言葉は語り継がなければいけないと思う。

20060801

20060801-Kenobi*127 あの時にあれがなかったら


中学3年の時だった。
翌日に高校の受験を控えた日、ある出来事が起きて、頭の中が真っ白になった。

何も考えられなくなるほどのショック。
俺は部屋でガタガタと震えていた。
どうしようもなかった。ただ怖かった。食事を口にしても戻してしまうほど。

最終的に俺が取った行動は、「電話をかける」だった。
男の友達にではない。
片思いしていた女の子にだった。

当時はまだ携帯電話が一般的になる前。家の電話から彼女の家の電話にかけ・・・みたいな事をやった。
しかしよくよく考えると、なんでその子に電話をしたのだろう。
「この人に助けて欲しい」という強烈な思いからだったのだろうか。

俺は電話口で取り乱した。恥ずかしい話、泣いてしまった。
でも彼女は、静かな口調で「落ち着け」と言ってくれた。

ものすごく救われたのを覚えている。


どうしようもない時、助けて欲しい時、助けを求めたい時・・・。
そういう事を言ってくれる人がいるって言うのは、本当に幸せな事だ。

いまでもあのときの事を思い出すと、彼女には感謝しきれない。
彼女の言葉が無かったらと考えるとぞっとする。

そして、こういうことを忘れずにいきていこうと思った。

今に繋がっている。

反芻する事が出来る自分がちょっと大人になったかなって思う。

20050828

20050828-kenobi*34 春に見た花火

大学2年の時に、春の文化祭で、花火が上がった。
それに感動して、部活の仲間と「秋の文化祭とか、実習とか、みんな大変だろうけど頑張ろうな」って話した。

そんな事を、ふと思い出した。

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